事例紹介

協議により早期に離婚をまとめることに成功した事例

2017.07.25 / 事例紹介・「男女問題」

依頼主

Kさん 50代 女性 医師

相談内容

Kさんは、長年連れ添ってきた夫との性格の不一致に耐えかね、離婚することを決意し、夫に離婚したいと切り出しました。しかし、夫は、そもそも離婚すること自体に納得がいかないとのことで、自分一人で交渉を続けることは出来ないと判断され、ご相談にいらっしゃいました。

解決内容

Kさんから詳しくお話しを伺ったところ、Kさん自身も医師として忙しく働いておられるだけでなく、夫も公務員として忙しく働いておられ、すれ違いの日々で、数年間夫婦の間でほとんど会話もしていないとのとこでした。しかし、特に不仲というわけでもなく、喧嘩等もした記憶がないとのお話であったため、法律上の離婚原因については、存在しないと判断される可能性が高い事案であると感じました。
他方、経済面では、お互いにどの程度の資産を持っているかを把握していないが、おそらく自分の資産の方がかなり多いと思われるとのことでした。
そこで、本件は、調停や裁判にはせず、粘り強く説得し、夫に離婚を納得してもらおうという方針で交渉を続けました。

結果

その結果、約2か月後には、Kさんの気持ちを夫にも理解してもらうことが出来、財産分与等も一切なく、無事協議離婚を成立させることが出来ました。
本件では、相手方にもかなりの経済的な余力があり、また交渉の途中から相手方も弁護士をつけて、冷静に交渉を続けることが出来たことが、早期解決の鍵になったと思います。当事者同士で交渉をすると、どうしても双方が感情的になり、無用な紛争につながる可能性があります。単なる交渉でも早期に弁護士をつけるメリットは極めて大きいと思います。話がこじれる前に、是非一度当事務所にご相談下さい。

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