事例紹介

保険会社が治療費の支払いを打ち切った後の通院期間について、治療費・慰謝料の獲得に成功した事例

2017.07.21 / 事例紹介・「交通事故」

依頼主

Rさん 50代 男性 会社員

相談内容

Rさんは、約1年前に交通事故に遭い、左足を骨折され、治療を継続されていました。
Rさんの骨折は、幸いにも早期に回復し、元通りに歩けるようにはなったのですが、それでも、傷跡にはズキズキとした鈍い痛みを感じ続けておられました。

ところが、事故から8か月ほどが過ぎたころ、保険会社より、既にRさんの左足は完治しており、治療費の支払いはストップしたいと伝えられたのでした。
Rさんとしては、骨折自体は治癒したものの、未だ痛みが残る状態で、もう少し治療を続けたいと思いましたが、結局、保険会社の治療費の支払いは、その時点で打ち切られてしまったのです。

その後も、Rさんは、左足の痛みを軽減するため、最悪の場合、自己負担になっても仕方ないと思いながらも、約3か月の間、自費で治療を続けておられました。
しかしながら、Rさんが予想していたとおり、その後に保険会社から受けた損害賠償の提案は、Rさんの治療継続は、自分の判断によるもので、損害とは認められないとのものでした。
半ば諦めながらも、どうしても納得できなかったRさんは、当事務所に相談に来られました。

解決内容

弁護士が、Rさんから詳細に事情を確認したところ、Rさんは、医師から症状固定したとの判断を受けていないことが分かりました。
弁護士は、Rさんの話を聞き、一般的には、医師が症状固定したと判断した後の治療費の請求は難しいのですが、今回のケースでは、通院を継続した部分の治療費も請求できる可能性があると判断しました。

結果

その後、Rさんの診断書等を取り寄せ、Rさんの主治医の意見を確認することで、Rさんが受けていた治療は十分に必要な治療だと立証できると確信し、弁護士は、保険会社に対し、Rさんが自己負担で治療を続けていた期間の治療費・慰謝料についても、請求することとしました。
弁護士が、根拠資料を示しつつ、保険会社と粘り強く交渉した結果、保険会社が治療費の支払いを打ち切った後の通院期間についても、治療費・慰謝料が支払われることが決まり、Rさんは、無事に、適正な賠償を受けることができたのでした。

このように、交通事故事案においては、弁護士が介入することで、ご自身で保険会社と交渉するよりも、はるかに有利な解決を図ることができる場合があります。
一人で悩まず、まずは、お気軽にご相談ください。

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