弁護士コラム

弁護士の選び方

2017.11.07 / 弁護士コラム

弁護士はどのような観点で選ぶのが良いのでしょうか。
弁護士の選び方は人それぞれだと思います。

年齢、性別、経験年数、、基準を挙げだすと切りがありません。

ただ、私個人としては、一番重視すべきは、依頼者と弁護士の相性ではないかと思っています。

弁護士に仕事を依頼するということはどういうことなのでしょうか。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、裁判というものは、実は、ご本人一人でもできるのです。
弁護士をつける義務はありません。

弁護士は、よくお医者さんに例えられますが、皆さんが、手術を自分一人でやることはありませんよね。
この点で、弁護士の仕事とお医者さんの仕事は全く違うのです。

では、皆さんは、ご自身でも裁判ができるのに、なぜ弁護士に依頼するのでしょうか。
それは、弁護士が、このような裁判に精通しており、知識・経験が豊富で、依頼者の疑問を解消したり、解決策を提示したり、裁判の見通しを伝えたり、何が有利で何が不利なことかをお伝えできるからですね。

簡単に言うと、弁護士は、あなたの紛争を有利に解決するためのアドバイザーなのです。
もちろん、裁判に代わりに出頭してくれる、代わりに交渉してくれる、など弁護士の役割には様々な側面があります。
ただ、あなたが、弁護士と相談し、あるいは事件の打合せをするという場面においては、まさしく、あなたにとっての相談相手、アドバイザーなのだと思います。

このような意味において、その弁護士と話がしやすいか、遠慮なく質問できるか、その弁護士のアドバイスが分かりやすいか、そして、何より、その弁護士を信頼できるか、という弁護士との相性は極めて重要なのです。

いくら弁護士費用が安くても、いくら経験年数があっても、話しにくい弁護士、相談しにくい弁護士に依頼する意味はありませんね。

最近は、初回の相談は、割安であったり無料であったりするところも多いですし、弁護士に依頼しようと考えておられる方は、まずは一度、弁護士に会ってみて相性を確かめてみるのはいかがでしょうか。

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