事例紹介

200万円の貸金を回収することに成功した事例

2017.07.22 / 事例紹介・「一般民事」

依頼主

Kさん 50代 男性 会社経営者

相談内容

Kさんは、知人のNさんからお金に困っており、何とか資金援助をして欲しいと頼まれ、数回に分けて合計で200万円を貸し付けました。しかし、Nさんからは一向に返済されず、連絡も取れなくなってしまったことから不審に思い始め、同業者仲間に相談したところ、Nさんは色々なところからお金を借り、借金を踏み倒しているという浮気を聞きました。
そこで、何とか200万円を回収したいということで、ご相談にいらっしゃいました。

解決内容

そこで、債権回収について受任し、すぐにNさんに200万円の返還を求める書面を送ったものの、反応はなく、止む無く訴訟を提起することとなりました。
そして、Nさんは、何ら反論することもなく、こちらの請求を認容する旨の判決が出ましたが、それでもNさんからは何らの連絡も、返済もありませんでした。
その上、Kさんは、Nさんがどのような財産を持っているか知らなかったことから、強制執行の前段階として、不動産・預金・保険等の様々な財産の調査を行いました。
その結果、自宅不動産は親族名義でしたが、預金と保険があることが分かりました。
そこで、預金の差押えを行いましたが、残高はほとんどなく、強制執行は空振りに終わってしまいました。しかし、Nさんは、多額の保険をかけており、保険を差し押さえることによって、200万円の回収をすることに成功しました。

結果

皆さんが考えられている以上に、債権(貸金)を回収するのは非常に困難です。
まずは、安易にお金を貸さないということが重要ですが、万が一返済が滞り、相手方の不誠実な態度によって、協議が出来なくなってしまったという場合には、出来るだけ早く弁護士に相談されることをお勧め致します。

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